大規模災害が起こった際、高い確率で長期的な避難所生活や自宅での在宅避難が余儀なくされる。
一時的にライフラインや物流が寸断された状況下でも、普段と変わらない温かく食べ慣れた食事をとる事による心身の健康維持という食に関する「自助力」向上のため、クライアントが持つノウハウを掛け合わせた防災コンテンツの制作を検討されていた。

社会に防災情報を発信することで、社会全体に対して防災意識の向上や、知識を深めてもらうことが目的。より防災に対して親しみをもってもらい、楽しく学べるコンテンツにすること。

クライアントが以前より取り組んでいた「ローリングストックレシピ」（＝日々のごはん）に加え、今回開発した防災レシピ（＝もしものごはん）を融合させ、防災レシピ冊子にして発行。
さらに、掲載しているレシピを実際に講師と作る、料理教室、親子で学べるイベントを実施。
日常から派生するレシピにすることで防災に対するハードルを低くし、日々の生活に組み込んでもらうことで日常的な防災対策を訴求した。

防災レシピ冊子の発行はプレスリリースと同時に反響を呼び、マスコミに20誌以上掲載され、レシピ冊子送付の依頼がクライアントに殺到した。
防災レシピは好評だったため、東京ガスの料理教室（キッチンランド）でも定番コンテンツとして確立した。